ストレングスファインダー研修を会社やチームに入れるかどうか、検討を始めた方に向けて書きました。
研修担当の方や部門長の方から最初にいただく質問は、だいたい次の5つです。何をする研修なのか、どんな流れで進むのか、時間と形式はどうか、費用はいくらか、そして効果はあるのか。
この記事では、ストレングスプレイスが200社以上の企業・団体で行ってきた研修をもとに、この5つに順番にお答えします。
ストレングスファインダー研修とは
ストレングスファインダー®は、米国Gallup社の診断ツールです。177問の設問に答えると、34の資質(才能のパターン)のうち、自分がよく使っているものが順位で出ます。現在の正式名称はクリフトンストレングス®で、日本では今も「ストレングスファインダー」の名前で広く知られています。
診断を受けただけでは、結果は「自分の傾向の一覧」にとどまります。研修は、その結果を職場で使える形にする場です。自分の資質が仕事のどこで働いているかを言葉にし、同じチームの人の資質と照らし合わせて、頼み方や任せ方を変えていきます。
診断そのものの仕組みや34資質の一覧は、クリフトンストレングス®(ストレングスファインダー®)とはのページにまとめています。
研修で何をするのか
半日(3〜4時間)の研修なら、進み方はおおよそ次の4段です。
- 自分の資質を読み解く。上位の資質が、日々の仕事のどの場面で動いているかを、具体的な出来事で振り返ります。
- チームの資質マップを見る。メンバー全員の上位資質を1枚に並べます。似た資質が集まっている所、誰も持っていない所が見えてきます。
- お互いの「取扱説明書」を聴き合う。自分はこう頼まれると動きやすい、ここは苦手なので任せたい、を資質の言葉で伝え合います。
- 明日からの一手を決める。1on1の聞き方、仕事の割り振り、会議の進め方など、職場に戻ってすぐ試せる行動を1つ選びます。
目的によって中身は変わります。ストレングスプレイスでは、チームビルディング、マネージャー向け(部下理解・1on1)、女性リーダーシップ、キャリア自律、次世代リーダー育成の5つを軸に、組織の課題に合わせて設計しています。既製のプログラムをそのまま当てはめることはしません。
時間と形式
| 半日研修 | 3〜4時間。資質理解の基礎、チーム内の相互理解、簡単なアクションプランまで。10〜20名が目安。マネージャー層だけの5〜12名でも実施できます。 |
|---|---|
| 1日研修 | 6〜7時間。資質理解の深掘り、チームマップの作成、詳しいアクション設計まで。10〜40名が目安。 |
| 複数回プログラム | 月1回×5回など。管理職から始めて一般社員へ広げる段階的な進め方や、次世代リーダー育成と個別コーチングの組み合わせ。 |
形式は、対面(貴社の会議室・東京ほか全国)、オンライン(Zoom)、その両方を組み合わせたハイブリッドのどれでも実施できます。オンラインでは複数の認定コーチがブレイクアウトルームに入るので、対面と同じ量の対話ができます。190名をオンライン90分×3回に分けて実施したこともあります。
申し込みから実施までの流れ
- 課題のヒアリング。組織の課題や目的をうかがいます。ご担当者が先に一般講座(基礎コース)を受けて、内容と講師を確かめてから進めることもできます。
- 研修の設計。目的と対象者を整理し、プログラムと見積りをお出しします。社内説明に使える提案資料も一緒にお渡しします。
- 受検の手配。社員の方がまだ診断を受けていなくても大丈夫です。アクセスコードの手配、受検の手順書、参加者向けの案内文、未受検者の確認までを当社が行います。ご担当者にお願いするのは、対象者リストの共有と社内への配布だけです。
- 実施とフォロー。研修を行い、必要に応じてフォローアップ研修や個別コーチングを続けます。
お申し込みから実施までは、1〜2か月が目安です。期初や年度末に合わせた実施もご相談ください。
費用の目安
ストレングスプレイスの研修費は、半日研修 35万円〜、1日研修 55万円〜、複数回プログラム 100万円〜です(いずれも税抜)。事前ヒアリング、貴社向けの研修設計、講師派遣までを含みます。
これとは別に、クリフトンストレングス®の受検費用(受検人数分)と、人数に応じたサポートコーチ(1名4万円・参加15名に1名が目安)、対面の場合の講師の交通費・遠方で宿泊が要る場合の宿泊費(実費)がかかります。見積りの段階でこれらを含めた全額をご提示し、見積り後の追加請求はありません。
費用の内訳と考え方は、企業研修ページの費用レンジにも載せています。
効果はあるのか
研修の直後に変わるのは、まず「見方」と「言葉」です。メンバーの行動の理由を資質で説明できるようになると、注意や評価ではなく、中立な言葉で違いを話せます。ここから心理的安全性が生まれ、頼み方や任せ方が具体的に変わります。
実際の例を2つ挙げます。
部門再編の後にメンバー間の相互理解が追いつかなかった大手自動車メーカーでは、190名をオンライン90分×3回と対面のワークショップで実施しました。「メンバーの行動の理由が資質で説明でき、頼み方が変わった」という声が出て、研修の後に別の部署からお問い合わせをいただきました。
東証プライム上場メーカーの製造技術部門では、部門長の方がWebから直接お問い合わせくださり、まずマネージャー向けの半日研修を少人数で行いました。エンジニアの組織でも「資質」という客観的な共通言語は納得感が高いと評価され、一般職45名への展開を検討いただいています。
一方で、正直にお伝えしておきたいこともあります。1回の研修で変わるのは見方と言葉までで、行動が定着するかどうかは、職場に戻ってからの使い方で決まります。研修後のフォローアップ、個別コーチング、ご担当者やメンバーが個人で参加できる毎月の一般講座まで、学びを続ける仕組みを自社で持っているのは、そのためです。
研修会社を選ぶ時に確かめたい3点
- 講師はGallup認定ストレングスコーチか。診断結果の読み解きは資格のない講師でもできてしまいます。認定コーチは、Gallupの研修を受け、資質の解釈と対話の訓練を積んでいます。ストレングスプレイスは、登壇する講師全員がGallup認定ストレングスコーチです(50名在籍)。
- 既製のプログラムか、設計するか。課題が「1on1が雑談で終わる」なのか「若手が定着しない」なのかで、扱う資質も、ワークも変わります。
- 研修後に続ける仕組みがあるか。上に書いたとおり、効果は研修後の使い方で決まります。フォローアップの選択肢を先に聞いておくと安心です。
よくある質問
Q. 社員はまだ診断を受けていません。
A. 大丈夫です。受検コードの手配から受検方法の案内、結果の回収まで当社が行います。
Q. 人事部を通さず、一部門だけで実施できますか。
A. できます。部門単位のご依頼は多く、部門予算で始めて、効果を見てから他部署へ広げた例もあります。
Q. まず管理職だけ、少人数から始められますか。
A. はい。マネージャー層のみ5〜12名の半日研修から始められます。
まずは情報収集からでも
研修メニュー、導入事例、費用レンジ、よくある質問はストレングスファインダー研修(企業向け)のページにまとめています。資料だけ先に見たい方は法人研修の資料ダウンロードから、具体的な相談はお問い合わせからどうぞ。
ご担当者ご自身で先に体験したい方には、企業研修と同じGallup認定コーチが登壇する一般向けの基礎コース(1日・33,000円)を毎月開催しています。
Gallup®、CliftonStrengths®(クリフトンストレングス®)、StrengthsFinder®(ストレングスファインダー®)および34の資質名は、Gallup, Inc. の商標です。本記事および当社が提供する講座・ワークショップ・研修は、Gallup, Inc. が承認・後援・推奨するものではありません。クリフトンストレングス®の結果に関する意見・見解・解釈は当社によるものです。