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実践コースの一覧

帰宅困難者ゲームの体験から学ぶ
ー非常事態で才能を活かし合うー

本講座は、関係性の中での強み活用を深めるワークです。「会社で地震に被災したら?」というシミュレーションゲームを体験しながら、自分自身やチームの中での資質の出方を観察し、対話を通じて新たな気づきを得ていきます。

ストレングスファインダー®という素晴らしいツールが、どんな関係性の中で力を発揮し、逆に沈んでしまうのかを、一緒に探ってみませんか?

「資質がうまく出なかった」体験も、その人自身の問題ではなく、関係性や文化の力学のなかで起きていることだとしたらーーー。

そう捉えることで、もっとやさしく多様な在り方が許容される社会やチームに近づけるのではと感じています。

これまで皆さんが学んできたことに加えて、文化的背景やチーム構造を目を向ける補完的なアプローチとして、このワークをご活用いただけたら嬉しいです。

個人の資質理解を超えて、関係性や場の文化に目を向けることで、より柔軟で力強いチームづくりや自己理解につなげていく。

この講座は、その可能性を一緒に模索する時間です。

目的

  • 自分の上位資質が、状況や集団の中でどのように現れるか/出づらくなるかを体感する
  • その場のチームに、どのような“雰囲気”や“文化的傾向”があったのかを振り返る
  • 自分や仲間の資質がより活きるような関わり方やチームづくりについて考える

—— そんな問いを、ゲーム体験を通して共に探っていきます。

カリキュラム内容(予定)

  • 地震による被災をテーマにしたシミュレーションを通じて、都度起こるイベントにチームで対応します。その過程で、資質がチーム内でどのように影響し合うかを体感・内省します。
  • ゲーム中のやり取りを、ファシリテーターの観察によるフィードバックや参加者の振り返りをもとに分析し、主流派/少数派の構造や文化的傾向から当日のチームの特徴を探ります。
    ※「ホフステードの6次元モデル」の視点も活用予定
  • ストレングスファインダー®を土台に、関係性や場づくりにおける資質の活かし方を探求します。

 

こんな方にお勧め

  • これまでのやり方や成功パターンが通じず、チームや環境に戸惑いや違和感を感じている方
  • チーム内で「なんとなくやりづらい」「話しづらい」といった経験があり、その背景を整理したい方
  • リーダーや支援的な立場で、「場の空気」や「構造の力」に関心を持っている方
  • ストレングスファインダー®を個人理解にとどまらず、関係性の中でも活かしたいと感じている方
  • PTA・町内会・職場などで、自分の資質を大切にしながら周囲とよりよく関わる方法を探している方

 

受講条件

  • ご自身の資質上位5位について知識を有している方
  • ストレングスファインダー®のワークショップやコーチングセッションを受けたことがある方

 

日時

9/20(土) 13:30~16:30(3時間)

形式、場所

対面開催

田園調布せせらぎ館 第4集会室
※東急東横線・目黒線・多摩川線「多摩川駅」下車 徒歩1分

令和3年に出来たばかりの緑が美しい公園内の施設です。
https://www.den-en-seseragi.jp/access/


受講料

初回につきモニター価格です。
15,400円(税込)
※お支払いは銀行振込のみとなります。

定員

3~6名

 

ファシリテータープロフィール

飯沼美絵(Gallup認定ストレングスコーチ/防災士/東京都大田区行政委託業務職員)

行政からの委託事業として地域の協働をテーマに、防災啓発業務に従事中。単なるインフラ整備や防災訓練に留まらず、地域のつよみやよわみを見つめ、災害特性や住民特性にフィットした対策を提案、実行している。また、プロセスワーク型のファシリテーションを使い、人や集団の才能を元にした対話実践会を提供中。有事でも使える対話や心理のあり方を伝えている。

約2ヶ月間の間に、1日研修が3回と半日研修が2回、合計5回(5日)いずれもZoomによるオンラインにて開催されます。この間に、提出課題などもあります。ストレングスファインダー®を使ったワークショップをする上で欠かせない次のような要素を、確認・整理し、実際に練習し、参加者同士でフィードバックをし合いながら磨いていきます。

・ストレングスファインダー®そのものについての知識と理解(開発背景や変遷、その持つ価値と根拠など)。
・34資質についての知識と理解(4分野の特徴と、34資質の基本的な性質、それぞれの資質と他の資質との違いなど)
・ストレングス・ファシリテーターとしてのあり方と注意点の理解(資質は中立であり、レッテル張りや言い訳のツールではない、Howのための道具であり実現したいことありきの上で活用する、伝え方のコツなど)

Day 1:1日のオンライン研修
・基本的なストレングス・ワークショップについて知り、自分が目指すワークショップというゴールを設定する
・ストレングスファインダー®の概要について説明できるようになる

Day 2:1日のオンライン研修
・34資質の理解と説明のための様々な方法を手に入れる
・体験談を引き出して資質と紐づけられるようになる

Day 3:半日のオンライン研修
・Q&A集を用いてストレングスファイダー®に関する知識を整理し、質問に答えられるようになる
・ストレングス・ファシリテーションの際のよくある悩みに関するディスカッション

Day 4:半日のオンライン研修
・テンプレートを使って基本的なワークショップのファシリテーションを行えるようになる
・オリジナルのストレングス・ワークショップについて明確にする

Day 5:1日のオンライン研修
・オリジナルのストレングス・ワークショップのコンテンツを作る
・オリジナルのストレングス・ワークショップをデザインし、その一部を実際に発表する